とんでもなく、横柄で自己中心的な『営業職』の人間が嫌いである
ここだけの話、僕は営業と言う職種の人間が嫌いです。もちろん、営業と言う職種の人が居ないと経済活動が低迷するのも理解しているし、僕が働けるのも営業部の方々のご尽力の賜物であることも認識をしている。だけど、なんと言うか、営業って独特の雰囲気を纏っている人が多くないですか?
頑張っているアピールをする人が多いというか、自分は悪くないと考えている人が多いというか・・・。技術屋の僕とは根本的に考え方が違うんです。
僕たち技術屋は論理的に破綻しないように考える癖があると思うんだけど、営業は勢いと感覚で物事を進めていく傾向が強いんですよ。なんか、圧が強い・・・。まあ、それ自体は必ずしも悪いことではないのかも知れませんが、僕は嫌いです。というか、僕が買う立場で考えたら「こんな薄っぺらい知識の人からは買うもんか」と思うし、さらには「いけ好かない態度だからお前からなんて買わない」と思ってしまうような人間が多いような気がします。そんなことないですか?
もしかしたら、僕が性格が捻じ曲がっているだけかも知れません。特にBtoBの商売をしている営業・・・嫌いな輩が多いんです。
もちろん、営業職についている人が、全員、そんな横柄で自己中心的な人格ばかりであるとは限りません。相手のことを真摯に考え、提案してくれる営業マンは好きです。ただ、多くの場合、強引で声と態度がデカい・・・そんなことないですか?
そして、我が社もBtoBの商売をしていて、営業職と言う方々がおられます。一応、同じ企業に勤める仲間であるから、好き嫌いなど、子供っぽいことは言いたくないのですが、まじ勘弁をして欲しいと思ってしまうんですよね。なんか、「俺様は偉い」と言う態度で「黙って従えっ!!」みたいな言動を取りやがる。本当に嫌になってしまいます。
我が社の営業の方々は、独特の世界観を持っているように感じます。例えば「今週中に何とかして」という無理難題を平気で技術部門に投げかけてきます。納期なんて、彼らの営業トークの中で勝手に決まってしまうんです。お客様との約束だからと言われても、技術的な検証や品質確保には時間が必要なのに、それを理解しようともしません。
特に困るのが、技術的な詳細を把握せずに「できます!」と即答してしまうことです。技術屋が「それは難しい」と説明しても、「他社ができるんだから、うちだってできるでしょ?」なんて言われる。他社の技術力や実装方法も確認せずに、なんでそんな自信満々に言えるんでしょうか。
営業会議での彼らの態度も気になります。自分たちの成功は個人の営業力、失敗は技術部門のサポート不足という論調が目立ちます。「技術部門の対応が遅い」「もっと柔軟に対応して欲しい」という要望ばかりで、自分たちの提案内容や商談プロセスを見直そうという姿勢が見られません。
また、技術的な説明を聞く気がない営業も多いです。製品の仕様や制約について説明会を開いても、スマートフォンを触っていたり、居眠りしていたりする人が珍しくありません。それなのに、お客様の前で間違った説明をして、後から技術部門が収拾することになります。
さらに困るのが、技術部門の意見を無視して、独自の解釈で製品の機能を説明してしまうことです。「こういう使い方もできるんじゃない?」という営業の独自解釈が、いつの間にか確定した仕様として顧客に説明されています。それが原因でトラブルになっても、「技術部門が対応できないだけ」と責任転嫁されてしまいます。
価格交渉も問題です。コストや工数の計算もせずに、「競合に負けないために」と言って大幅な値引きを約束してしまいます。その結果、プロジェクトの採算が取れなくなり、技術部門は限られたリソースで無理な開発を強いられることになります。休日出勤や深夜残業が必要になっても、営業からは「これもビジネスだから」と一蹴されます。彼らにとって、技術者の労働時間や健康管理は二の次なのでしょう。自分たちの成績や評価のために、平気で他部門に負担を強いる姿勢には、本当に辟易します。
また、営業は自分たちの働きぶりを誇張する傾向があります。「昨日も夜遅くまで商談していた」「休日も顧客対応で出勤した」と。まるで自分たちだけが会社に貢献しているかのような言動が目立ちます。技術部門の地道な努力や、品質維持のための取り組みには全く関心を示しません。
このように、営業部門と技術部門の間には大きな価値観の違いがあります。もちろん、ビジネスを成立させるために営業活動が重要なことは理解しています。しかし、技術的な裏付けのない約束や、他部門への配慮に欠ける行動は、長期的には会社の信頼を損なうことになるのではないでしょうか。
理想的なのは、営業と技術が互いの専門性を理解し、尊重し合える関係です。技術的な制約や品質確保の重要性を理解した上で営業活動を行い、技術部門も可能な限り営業のニーズに応えようとする。そんな健全な協力関係が築ければ、もっと効率的なビジネス展開ができるはずです。
でも現実には、その理想はなかなか実現できていません。本日も我が社のどこかで、無理な要望を突きつけられる技術者がいることでしょう。この状況を改善するには、やはり営業部門の意識改革が必要なのかもしれません。ただ、それを誰が、どのように進めていけばいいのか。その答えは、まだ見つかっていません。
ただ、僕は自己中心的な営業職の人間が嫌いであると再認識しました。