マクロ経済って何?中小企業診断士を目指すあなたに贈る超入門ガイド
「経済って、難しそう・・・」
「マクロって聞くだけで頭が痛くなる・・・」
そんなあなたへ。この記事では、中小企業診断士を目指す人が最初につまずきやすい「マクロ経済」について、やさしく解説します。
マクロ経済ってなに?
経済学には大きく2つの分野があります。それが「ミクロ経済」と「マクロ経済」です。
- ミクロ経済は、小さなお店や会社、個人のように、“ちいさな単位”での動きを見る学問です。たとえば、「この商品はなぜ値下げされたの?」といった話です。
- マクロ経済は、国全体や世界の経済の動きを見る学問です。たとえば、「日本の景気は今どうなってるの?」「なぜ物価が上がってるの?」など。
ざっくり言うと、
- ミクロ経済:1人の家計簿
- マクロ経済:日本全体の家計簿
というイメージです。
マクロ経済で見る3つのポイント
マクロ経済で覚えておきたい基本の「三本柱」がこちら。
1.GDP(国内総生産)
GDP(ジー・ディー・ピー)とは、国が1年間にどれだけモノやサービスを作って、売ったかを表す数字です。
たとえば、会社のお祭りで、あなたの部署が焼きそば屋をやって、10万円売れたとしましょう。この10万円が部署の「GDP」です。日本全体の売上を合計したのが、国のGDPというわけです。
診断士試験でも「名目GDPと実質GDPの違い」がよく出ますが、今はまず「GDP=国の経済力」とだけ覚えましょう。
2.失業率と物価
失業率が高いと仕事をしたくてもできない人が多いと、国としては「不景気」になります。みんながお金を使えないので、企業の売上も下がり、悪循環が起きます。
物価の変化って何?
- インフレ:物価が上がる(=100円だったパンが120円に)
- デフレ:物価が下がる(=100円だったパンが80円に)
インフレすぎると生活が苦しくなり、デフレすぎると企業の利益が出ず、やっぱり不景気になります。バランスが大事です。
3.景気の波(景気循環)
経済はずーっと同じ状態ではありません。以下のように、波のように上下します。
- 好景気(みんな元気、お金使う)
- 不景気(節約モード、仕事が減る)
- 回復(少しずつ戻る)
- また好景気へ
このくり返しが「景気循環(けいきじゅんかん)」と呼ばれます。
政府とお金の流れ
景気の波があるなら、「波をおだやかにする方法」はないの?と思いますよね。そこで出てくるのが、政府や日銀の「政策」です。
1.財政政策(ざいせいせいさく)
政府がお金を使って景気を調整することです。
- 不景気のとき → 公共事業(道路や学校を作る)を増やす
- 税金を下げて、みんながお金を使いやすくする
つまり、「お金を回すために国ががんばる」というイメージです。
2.金融政策(きんゆうせいさく)
日銀(日本銀行)が「金利(お金の借りやすさ)」をコントロールする政策です。
日銀は「お金の蛇口」を調整しているような存在です。
なぜ診断士試験でマクロ経済を学ぶのか?
あなたが企業を診断する立場になったとき、日本や世界の経済の流れを知らないと、大事な判断ができません。
たとえば、
- 「円安になったら、原材料が高くなる」
- 「不景気のときは消費が落ちるから、在庫を減らすべきかも」
こんな風に、マクロ経済の知識は経営判断の土台になります。
まとめ:まずは全体像をつかもう
マクロ経済は難しそうに見えますが、まずはこんな風に考えましょう。
- 国のお金の流れを見るのがマクロ経済
- GDP、失業率、物価の変化をチェックする
- 政府や日銀がどう景気を調整してるかを知る
数式やグラフはあとでも大丈夫。まずは、「経済のニュースをちょっとだけ意識して見る」ところから始めてみてください。
以下の投稿で、GDPとインフレの関係をやさしく解説します!