KPIとKGIとは?目標達成に欠かせない“数字の地図”をやさしく解説!
「なんとなく頑張ってるけど、結果が出ない・・・」
「何を目指せばいいか、よくわからない・・・」
そんな悩みを抱えている方に、ぜひ知っていただきたいのがKPIとKGIという考え方です。
これは、目標達成のために欠かせない“数字の地図”のようなもので、ビジネスを確実に前進させるための指標です。
この記事では、Webマーケティング初心者の方にもわかりやすく、KPI・KGIの意味と使い方を解説します。
KGIとは?最終的にたどり着きたい「ゴール」
KGI(Key Goal Indicator)は、「重要目標達成指標」と訳される、最終的な成果(ゴール)を数値化したものです。
たとえば、WebマーケティングでのKGIには以下のようなものがあります。
- 月間売上を100万円にする
- サブスク会員を1,000人に増やす
- 商品の受注件数を200件達成する
つまりKGIとは、“ビジネスの成功を示すゴールの数値”。
登山で言えば「この山の頂上に登りたい!」という目標地点のようなものです。
KPIとは?ゴールまでの「道のり」を示す指標
では、ゴールに向かってどんな道のりをたどればいいのでしょう?
そこで登場するのがKPI(Key Performance Indicator)、つまり「重要業績評価指標」です。
KPIは、KGIを達成するために必要な中間目標です。行動の進捗を数字で測ることで、ゴールに近づいているかどうかを“見える化”できます。
たとえば、KGIが「月間売上100万円」だとしたら、KPIには次のような指標が考えられます。
- サイトの訪問者数:月5,000人
- 購入率(コンバージョン率):2%
- 平均注文単価:1万円
これらのKPIが達成できれば、自然とKGIにも近づいていきます。
KGIとKPIの関係をイメージで理解しよう
KGIとKPIの関係は、登山に例えるとイメージしやすいです。
- KGI:山頂(最終目的地)
- KPI:途中の山小屋や目印(中間地点)
ゴールにたどり着くには、どのルートを通るのか、どこまで登れているかを知る必要がありますよね。KPIがあれば、「今どこにいるのか」「このまま進めば登頂できるのか」が分かります。
KPI・KGIの設定ステップ
KPIやKGIは、ただ思いつきで決めるのではなく、目的と現状をしっかりと考えたうえで設定することが大切です。
Step1:ビジネスの目的を明確にする
「売上を上げたいのか」「ブランド認知を広げたいのか」など、まず“何のためにやるのか”を明確にします。
Step2:KGI(ゴール)を決める
目的に合わせて、最終的に達成したい成果を数値で定義します。
例)
- ECサイトの月間売上100万円
- 会員登録数1,000人
Step3:KPI(中間目標)を洗い出す
KGIを実現するために必要な行動を分解し、それぞれ数値化していきます。
例)
- サイト訪問数:5,000人
- 商品ページ閲覧率:30%
- 平均購入率:2%
Step4:定期的にチェック&改善
KPIの達成度を毎週・毎月など定期的に確認し、必要に応じて改善します。
よくある失敗と注意点
KPI・KGIを導入する際によくあるミスも押さえておきましょう。
ありがちな失敗例
- KPIが多すぎる:管理しきれず、何が重要か分からなくなる
- KPIとKGIが連動していない:KPIを達成してもKGIに繋がらない
- 数字だけが目的になる:本来の“ビジネスの目的”を見失う
数字はあくまで「手段」です。目的を見失わないようにしましょう。
まとめ:KPIとKGIは“成果に向かう地図”になる
KPIとKGIは、ビジネスの“数字の地図”のようなものです。
- KGIはゴール(山頂)
- KPIは道のり(チェックポイント)
この2つをしっかり設定することで、「今どこにいて」「どこに向かっているのか」がはっきりします。
なんとなく頑張るのではなく、意味のある努力を積み重ねることが、結果に直結する一番の近道です。