退職後5日。まだ来ない離職票と、募る不安と焦り。
退職して今日で丸5日。
そろそろ時間を持て余し始めました。初日、二日目はバタバタとしていたのですが、三日目は区役所に行き(空振り)、四日目は、灼熱の太陽の下、趣味のツーリングに出かけ(地獄でした)、そして五日目の今日・・・退職後、初めての週末です。
だんだんと不安が大きくなって来ました。その原因は、離職票が届かないから。
長年勤めた会社を辞めるというのは、僕にとって大きな決断でした。最終出社日には達成感さえありました。しかし、退職日を過ぎた途端、現実に引き戻される感覚に襲われています。
収入がゼロ・・・今月の給料は振り込まれる予定ですが、早く失業保険の手続きをしないと本当の無職になってしまいます。
そして、ハローワークで失業保険の手続きをするには、離職票が必須です。それがなければ、何も始まりません。
貯金はもちろんなるべく切り崩したくありません。早く手続きを始めたいのに、そのスタートラインにすら立てていない現状が、僕を苛立たせます。
焦る気持ちと、見えない「次」への不安
退職を決めた時、次の仕事の目処は立てていませんでした。自分の本当にやりたいことを見つめ直す時間が欲しかったからです。でも、退職直前になると、「本当にこの決断で良かったのか?」という不安が時折頭をよぎりました。そして今、離職票が届かないことで、その不安がどんどん増幅しています。
一体、いつ届くんだろう? 会社はちゃんと手続きしてくれているのか? そんな疑念まで頭をよぎる。電話してみようか、でもまだ5日だし、もう少し待つべきか・・・。そんな堂々巡りの思考が、僕の脳内を支配しています。
これまで、サラリーマンとして毎日決まった時間に起きて、決まった場所へ行き、決まった仕事をする。当たり前だったそのルーティンが、今は完全に失われました。社会との繋がりが希薄になったような感覚。それが、漠然とした孤独感を生み出しているのかもしれません。
離職票を待つ間の過ごし方:理想と現実
退職前は、離職票を待つ間も有効に使おうと考えていました。
- 自己分析を徹底する:自分の強みや弱み、本当にやりたいことをじっくりと見つめ直す。
- スキルアップ:オンライン講座を受講したり、資格取得の勉強を始めたりする。
- 情報収集:興味のある業界や企業について調べ、転職活動の準備を進める。
- 体調管理:ウォーキングやジョギングをしたり、食生活を見直したりして、心身ともにリフレッシュする。
- 日頃できないことをする:部屋の片付けや、積読になっていた本を読む。
でも、現実は計画通りにはいきません。離職票が届かない焦りが邪魔をして、なかなか集中できないのです。
自己分析をしようとしても、頭の中では「まだ離職票が・・・」という声が漏れてしまうし、スキルアップのための講座を申し込もうにも、費用がかかることを考えると、収入がない状況では二の足を踏んでしまいます。
唯一できているのは、散歩と読書くらいですかね・・・それもどこか心ここにあらず、といった状態です。
離職票が届かない場合の対処法(自分への確認)
さて、このまま悶々と待っているだけでは精神衛生上よろしくありません。冷静になって、もしこの先も離職票が届かない場合の対処法を整理してみようと思います。
- 会社への問い合わせ:一般的には、退職後10日〜2週間程度で郵送されることが多いと聞く。なので、あと数日は様子を見るべきだろうか。しかし、不安が募る。
- 問い合わせ方法:もし連絡するなら、まずは人事部にメールで状況を確認するのが良いだろう。感情的にならず、冷静に事実確認を求めることが重要だ。
- ハローワークへの相談:もし会社からの連絡が滞るようであれば、ハローワークに相談することも可能だ。会社が離職票を発行してくれない場合、ハローワークから会社へ督促してくれる制度もあると聞いた。最悪のケースも想定しておくべきだろう。
こうして書き出してみると、少しだけ落ち着いてきた気がします。まだ打つ手はある。ただ、今は待つしかない。
この「空白期間」をどう捉えるか
退職後5日。まだ何も始まっていないようで、実はもう5日も経っています。この空白期間を、ただの「待ち時間」として消化するのか、それとも何か価値のある時間に変えるのかは、僕自身の心持ち次第です。
焦りや不安に囚われ続けるのではなく、この時間を「未来のための準備期間」と捉え直してみるべきかもしれません。
- 徹底的な情報収集: 離職票がなくてもできることはある。転職サイトを眺めたり、興味のある業界のニュースを読んだり。焦って応募するのではなく、まずは視野を広げることに徹する。
- 健康的な生活リズムの確立: 会社勤めだと不規則になりがちだった生活リズムを整えるチャンスだ。規則正しい時間に寝起きし、バランスの取れた食事を心がける。体力は資本だから。
- 人間関係の見直し: 会社以外の友人や知人との連絡を取ってみる。新たなコミュニティに顔を出してみるのも良いかもしれない。社会との接点を意識的に持つことで、孤独感を和らげることができるはずだ。
- 心のデトックス: 長年の仕事で溜まったストレスや疲れを癒す時間。無理に何かをしようとせず、時にはぼーっと過ごす時間も必要だろう。
まだ来ない離職票。
しかし、これに振り回されて、大切な「今」を無駄にするわけにはいきません。
この空白期間が、僕にとって意味のある転換点となるように。そう願いながら、退職後、初の週末を過ごします。