「中小企業診断士の資格、ちょっと気になってるんだけど・・・自分にできるのかな」
「勉強しようと思って本屋に行ったけど、難しそうな分厚い本ばかりで引き返してきた」
もし、そんな不安や迷いを抱えているなら、最初の1冊としておすすめしたいのが、『改訂版 ゼロからスタート! 金城順之介の中小企業診断士1冊目の教科書』です。
この記事では、この本の魅力を、診断士試験初心者の視点からわかりやすく紹介していきます。
金城順之介さんって、どんな人?
まず、著者の金城順之介さんについて少し紹介しておきましょう。
金城さんは中小企業診断士として活躍する傍ら、YouTubeやSNSでも発信を行う人気講師です。その語り口はとにかく「わかりやすくて、親しみやすい」。
机に向かって「うーん...」と唸るような堅苦しい勉強ではなく、まるで友達が隣で「こういうことなんだよ」と話してくれるような、軽快でスッと入ってくる説明が特徴です。
この本にも、まさにその「金城節」が詰まっています。
勉強を始める前の『不安』に寄り添ってくれる1冊
中小企業診断士の試験は、一次試験で7科目、二次試験も含めると長丁場です。「いきなり7科目?ムリかも・・・」と感じるのは、ある意味当然です。少なくとも、僕はそう思っていました。
でも、本書ではいきなり専門用語や細かい知識に突入するのではなく、まず「試験全体の地図」を見せてくれます。
たとえば:
- なぜこの資格が注目されているのか
- どんな人が向いているのか
- 勉強の進め方やスケジュールの立て方
- 各科目の“ざっくりとした中身”
といった内容が、丁寧に解説されているんです。僕のように、中小企業診断士試験について、何も知識がない人、これから勉強を始める人にとって、ざっくりとした内容を把握することって大切なんですよね。
語り口がやさしくて面白いから、最後まで読める
いわゆる『教科書』と聞くと、眠くなりそうなイメージがあるかもしれません。
でも、この本は違います。堅苦しい言い回しは一切なく、「勉強が得意じゃない人」にこそ届く言葉で書かれています。
「こんな参考書が、学生時代にあったらよかったのに」と思うくらい、読みやすい。
たとえば、経営理論の話も、横文字を並べるのではなく「たとえばラーメン屋さんだった」みたいに、身近な例えで説明してくれるから、初心者でもストンと腑に落ちます。
試験科目が“見える化”される
診断士の一次試験では、次の7科目が出題されます
- 経済学・経済政策
- 財務・会計
- 企業経営理論
- 運営管理
- 経営法務
- 経営情報システム
- 中小企業経営・中小企業政策
この本では、各科目について「そもそもどんな分野なのか」「何が問われるのか」が、図解付きでざっくりつかめるようになっています。
この全体像をつかむというのが、独学では意外と難しいんですよね。だからこそ、本書のような「全体地図」的な1冊が、最初にあると安心なんです。
他の参考書との違いは?
世の中には中小企業診断士の教材がたくさんありますが、入門書の中でも本書は「とにかくハードルが低い」のが特徴です。
重厚で網羅的な本(たとえばTACやLECのテキスト)も大切ですが、「そもそも勉強を始める気力が湧かない」
という人にとっては、まず、診断士の世界に入るきっかけとして、本書が最適です。
この本をおすすめしたい人
この本は、こんな人におすすめです。
- 中小企業診断士に興味はあるけど、一歩踏み出せていない人
- 「自分にできるのかな」と不安を感じている社会人
- 勉強の習慣がないけれど、転職・独立の可能性を広げたい人
- いきなり本格的なテキストに行く前に、全体を把握したい人
逆に言えば、「すでに一次試験対策を始めている」「過去問をガンガン解いている」という中〜上級者にとっては、物足りないかもしれません。
まとめ:診断士の世界へ、一歩目を踏み出すならこの1冊
中小企業診断士の試験は、たしかに一筋縄ではいきません。でも、始める前から「難しそう」と諦めるのはもったいない。
『金城順之介の1冊目の教科書』は、そんな人の背中をそっと押してくれる本です。
「読んだら、なんだかちょっと自分にもできそうな気がしてきた」
──そんな気持ちになれる、まさに『診断士入門の入門書』。
迷っているあなたへ。まずは、この1冊から始めてみませんか?
Amazon:改訂版 ゼロからスタート! 金城順之介の中小企業診断士1冊目の教科書
ちなみに、僕は『Kindle Unlimited』で聞き流しました。個人的にですが、細かい知識をインプットすると言うより、全体を把握するための情報をインプットするために手にしたので、聞き流しで問題ありませんでした。『Kindle Unlimited』に登録していれば、無料で聞けるし、もし、登録していないのであれば、無料体験で聞くことができます。